キャプテンアメリカはここに

ADHDのアメリカ人の旦那と、息子と私の3人家族の日常

ストレスにより心臓に異変を感じ始めたら早期に対処した方がいい

まず最初に自分の心臓の異変に気付いたのは、当時、通勤に利用していたバスを降りるときのこと。

その頃、なかなか寝付けず、朝方5時頃眠くなって、7時に起きて職場に行くような状態を3ヶ月ほど続けていたような気がする。十分な睡眠がとれず、動悸のような、息が苦しい感覚が常にするようになってきていた。

バスが終点の駅のロータリーに入った。いつもなら、まだ通勤定期は出さなくても大丈夫なタイミングだったが、「今出さないと後で焦って探さないといけなくなるかもしれない、降車に間に合わないかもしれない」などと、定期を一刻も早く手元に準備しておかなければどうにかなりそう、といういわれのない不安に、その日初めて襲われた。

以前の自分であれば、そんなこと微塵も思ったことはない。そんな自分の異変をどうにも認めたくなくて、気にしないようにと、仕事に向かう憂鬱な顔で下を向いて落ち着こうとした。

バスがくるくるとゆっくり進んでいくにつれ、ただの「定期を準備する、しない」の不安が徐々に大きくなってくるのが分かった。

不安障害とはこういうものか?

私もなってしまったのか?

後悔のような、許せないような気分だった。

こういった症状がひどくなって、パニック障害広場恐怖症と言われるものになるのだろう。

職場では、過去にもパニック障害になった人がいたという話は聞いていた。私が勤めている間に23人辞めていった(もっと多いかもしれない。忘れてしまった)。私の後に入ったうちのその23人の中でも一番期間の長い人で6ヶ月しかいなかった。

不安障害になってしまったと、職場に来なくなってしまった若い女の子の母親が、職場に話し合いに来たこともあった。

職場の駅についたがどうしても職場に向かえないと電話をくれ、辞めていった人もいた。

シングルマザーとして子どもを育てていた人は、辞めたくても辞められず、笑顔なく、6ヶ月無理に働いて体調を崩した。最後に有給を消化して辞めたことも気にくわなかったようで、事務手続きに必要な書類を送ってもらえず、大変な思いをしたようだった。

あまりに人がやめるので、自分ができることをと、一生懸命フォローした。とても人の良さそうな人をまた辞めさせようと、いじわるをし始めたので、辞めさせまいと、21か22人目のその人を必死に守ろうとした。その姿が気にくわなかったのだろう。

私に矛先が向いた。


何故、もっと早くに辞める勇気が持てなかったのか。みんなやめていくし、自分も気にせず辞めれば良かった。辞めると言った後が怖いとは思っていた。辞めていった人を見すぎて、そんな人たちがどう言われるかも知っていた。

なぜ妊娠してきつくなるまで働いていたのか。今となっては、パワハラしてきた人間と一切の関わりもない。ただただ、痛め付けられた精神がそこにでくの坊みたいに横たわって、何かにつけて現れるのみだ。

嗚呼、体力なく衰えていく。

健康であれば、好きなとしまで働いて、旅行して、楽しい老後で、月1でテニスサークルで遊んで、和歌の会に参加なんかしたりして。


でも、心臓を痛めてしまった今、


きっと早くに血管系の病気になって、手術にお金が必要で、贅沢もできず、寝たきりになって、家族に迷惑をかけて疲弊させ、ぼけて、孫にも慕われず...死ぬ。

そんなことを思っても、当の相手にはこれっぽっちも、何の関係も、ないのだ。

自分の未来は自分で守らねば。自分の身を守る者は自分しかいない。

職場に相当なストレスがあったことは分かりきっていた。入ってから最初に泣かされたのは、2週目だったような覚えがある。10回泣かされたら辞めようと思っていたら、3ヶ月も経たないうちに達成した。さすがに3ヶ月では、根性が無さすぎるなと、ずるずるずるずるいつの間にか4年。たったの4年だが。毎日憂鬱で、嫌な職場だった。先輩たちがとてもいい人たちだったので頑張れていただけだった。

自分に矛先が向いてからは、たったの2週間で夜眠れなくなってしまった。明らかなパワハラをうけていた。6月の終わりだった。もうすぐ夏のボーナスだからそれまで頑張ろうと、たかだか本当に、たかだか数十万円の為に、私は自分の人生を崩壊させた。(結局その後も一年以上働くこととなるが)

運動神経が良く体力もあり活発で、元気が取り柄だった。

その辛い日々を支え、命を救ってくれたのが、今の旦那さんで、息子で、本当に命を救ってもらったと、そう思って、とても感謝している。

ADHDの特性に、日々翻弄され、この生活でも疲弊することもあるが、あの職場での経験がなければ、今の生活を長く続けることは自分にはできなかったかもしれない。あの経験があったからこそ、今たまに辛いことがひょっこりやってきても、やっていける自分がいる。辞めようなどとは思わない。大好きなパパと仲良く老後に手を繋いでいたい。

自分の体調不良をパパのせいにしないで済むよう、神様が先に、原因を作ってくれていたのだと思ったりする。パパと人生を歩いていく為に、先に試練を与えてくれたのだと思っている。

神様信じてないけど。

神様ありがとう。仏様でしょうか?

死んだおじいちゃんおばあちゃんたちかな?

みんなで話し合って私子には、この試練を。なんてやってたのだろうか。

世の中はうまくできている。

結論を言うと、心臓に異変を感じたら、そのまま生活を続けていて良くなることはないので、心療内科に行くなり、環境を変えるなり直ぐに対処をした方がいい、という話がしたかった。

私の心臓は段々悪くなっていった。当初は、仕事が終わってからジョギングに出掛けたりして、動悸を運動のせいにしようとした。だが、どんどん悪くなり、すぐ疲れるようになった。授業の持久走でいつでも一番のりだった自分が、今や階段を上ると息がきれる。

あの人間のことは一生許したくない。許さなければ一生囚われたままだというが、許すにはまだ時間が足りない。駅を通過すると気分が悪くなる。当時通っていたバスには乗れない。あの人間の住む地域には観光で行きたくとも、行けない。

あまりに心臓が良くならないので、ようやく今薬を飲んでいるところである。(遅い)
働いていたときに一度、診断書を貰うために通ったが、2回でいかなくなってしまった。すぐに妊娠も分かり、薬もしばらく飲めなくなった。

手遅れになる前に、行動に移すべしなのである。(後悔)

上司からのパワハラが心臓病の原因になるかもしれない|ライフハッカー記事

https://www.lifehacker.jp/amp/2019/07/195157-bad-bosses-may-actually-be-giving-you-heart-disease_businessinsider.html