また皿を割ったようだ
うちにある巨大なお皿が割れていた。
キッチンの片隅に心なしか寄せられている。
息子が一つ散っていた欠片を渡してくれた。
危ない。
割ったんなら念入りに掃除してね
過去には、朝起きてキッチンに行ったら、トマトソースのスパゲティーがまるごと割れた皿と共に床に散っていたこともあった。
これ気付かないわけないよねという惨事を、こしらえて奴は眠りにつく。
片そうと思っても、一旦場を離れると忘れちゃうんだろうね。夜中はほとんど毎日酔っぱらいだから、片そうとも思っていないのかも。
まー今回は、ただきれいな皿が割れただけでよかった。
と思える自分をねぎらってやろう。
皿が割れるなあ。なんか代わりに厄災を受けてくれているんだろうか。
後日100均で皿を買ってきた。200円シールがついていた皿。割れたものと比べると小さい。でもパパが良いというので、良いのだろう。
昔、あまりにも色々落とすので、おっちょこちょいだなーと思っていた。プラスチックの皿もあって、それは落ちたときにうるさくないし割れないので、もう全てプラスチックの皿にしたらいいのではと提言したところ、見映えが悪いから全部プラスチックは嫌とのことだった。
一応あるのね、見栄。
プラスチックの皿を常用した経験がなかった為、その時は、確かにプラスチックの皿ではかっこつかないのかな、としか思っていなかったが、長く使っていくと、確かに、ソースの色が移って取れないし、ナイフを使えば痕がつく。パパは皿に傷がつかないようにそーっと切ったりはせず、気にせず、おもいっきり切るので傷が深い。
なるほど、こういうことだったか。
見栄えを気にして皿がどうのっていうのは、人を招く傾向の強いアメリカ人らしいと言えばそうなのか。