キャプテンアメリカはここに

ADHDのアメリカ人の旦那と、息子と私の3人家族の日常

自分にasd自閉スペクトラム症の傾向があると気づいたのでこれまでの自分を振り返る


自分にasd傾向があると気づいて自分の過去を振り返ると、面白いくらいに文献にあるasdの特徴とかぶる。

自分が何者だったのか、ようやく分かった気がした。

今日は〇〇さんみたいに振る舞おう。
〇〇さんならこうするかな。
〇〇さんはいつも物静かでかっこいいな。
私もそうしてみよう。

文にして読むと、泣けてくる。

辛かったね。

どうしたら人と上手に関わることができるか分からなかった。

小さい頃は、いつも同じ色の服を着ていた。

好みは決まっていたので、家族で買い物に出掛けても、服選びはいつも早かった。

そういえば、父も早かった。

さっさと選んで、姉があれこれ悩んでいるのを父と同じ側でみていた。その空間は心地よかった。

色付き始めた姉に、

またその色?そればっかりじゃんー

そう言われたことがあった。

派手な色の服をかった。

似合わなかった。

学校で、友達から新しい色の服をきてきたことを驚かれた。

2回だけ着た。2回目には、習字の墨で汚したらもう着なくていいだろうと思ってわざと汚した。悪いやつだ。

外食のメニューはいつも同じものを頼んだ。
おいしいと知っているから。
他のメニューを見ても食べたいと思わなかった。

あまりにも同じメニューばかり頼むので、母からも他のものを食べてみるようすすめられた。

カレーにした。
カレーは食べたことがあったから。
カレーの味は知っているから。

多感な時期には
家族の誰も、私のことをわかってくれないと夜な夜な泣いていた。
自分自身も誰かわかっていないので仕方ない

先生たちからは返事だけはいいと評判だった
あんたは返事はいいんだけどねー
といわれた

職場でも、聞いてないよねー
と先輩に笑われたことがあった

気にしてなかったが、(気にしよう)
言葉が右から左に抜けていたのね。

本人には聞いていない自覚はないからややこしい

記憶力がいいことで勉強はまずまずだったができた
運動神経も良かったので
自分はオールマイティーにそこそこ出来るやつだと
勘違いをしていた。

姿勢が悪いこともasdにみられる。

視線恐怖症も。
向こうから人が来るとどこに視線を向ければいいかわからない。
それが知り合いの場合、どの程度近くまで来たら顔を向けて声をかけたらいいのかわからない。

集中力の高さは感じていた。

普通であろうとし人をコピーする。
自分はどれでもない。

没頭するといつまででもやる。
寝食を忘れる。

温度変化に鈍感。
寒くても対策をするのが面倒で寒いまま過ごす。
暑くても脱ぐのが面倒なので脱がない。

月曜は鶏肉
火曜は豚肉
水曜は魚
固定したがる。

めんどくさいが口癖。

電話が苦手。

一番苦労したと言えるのは、すぐ飽きるという症状だな。今思えば。

これが飽きているということなのか。と最近分かった。

飽きた状況に対処する言葉をもたない。コミュニケーション能力を持たない。

退屈になったら、無理に笑って元気を出せばいい。そして、相手を不快にさせないことに注力して退場すればいい。学んだ。自分の特性をやっと学んだ。よかった。

成長とともに社会性を身につけるとある。
たしかに、ようやく人とのかかわり方に光が見えた。

人と深く関わってはならない。

切ない人生だな。

人と関わるのが苦手だから、積極的に関わらなくていいと分かったことは大きな収穫だ。

わかって良かった。
息子に同じ思いを抱かせたくない。

誰もわかってくれないと悩んで欲しくない。
どうか傷付かないで。

父もasd傾向にあったんだなあ。

父は中学の頃に、夢遊病の症状があったと聞いている。それもasdにみられることがあるそうな。

わりとやんちゃな思春期をすごしていたようであった。

私は父のことをあまり知らない。

ほとんど話したことがない。

いつも恐怖で押さえつけられて、
私のいうことなど何も聞いてもらえなかったと思っていた
父のいうことはいつも絶対で
いつも怒られていた記憶

父も自身のルールが子どもに崩されるのが嫌だったんだろう

自分が「こう」だと思ったことが
「こう」ならないのが許せなかったんだろう

だけど

お酒を飲むとにこにこの父が現れて
にこにこと相手をしてくれた

父の背中に乗って
足踏みでマッサージしたの、楽しかったな。

父のにこにこ笑った顔、簡単に思い出せる。


最近のわたし、文章を読んでも頭に入ってこない現象が起こる。

薬の影響もあるんですかね。

魚という漢字が、魚に見えない現象も起こった。
角煮と検索したのではない、と思ったら
ちゃんと魚だった

怖い。

うちの父は認知症の診断を受けている。

その始まりは恐らく自閉症の症状だったに違いない。

私も将来そうなるんだろう。怖いな。