パパ、風呂のドアを破壊する
よく、ものを壊すパパだが、今度は、風呂場の開閉ドアを外してしまった。スライド式の扉だ。
緊急時のために、外から開けられるようになっている、と書かれていたので壊れたわけではないようで安心したが、
ただの開閉中に外してしまうとは何事か。
緊急事態でもなんでもない。
無理やりやるから、壊れるんですよ。
ガタガタガタという大きな音と、Shitの声。うんざり。
よくもまあ、そうコントみたいにつぎつぎ事件を起こす。
今朝も、
ゴミ箱に、
私の嫁入り道具(笑)の、ゆで卵スライサーが無惨な姿で、
息絶えていた。
抱き上げると、壊れたギターとその弦のように、バラバラにちぎれているではないか。
...どう扱ったら、そうなる?
...
...わざと、やっている?のだろうか。
これを、あいつに見立てて、けちょんけちょんのぎったんぎったんに、といじめたのだろうか。
決して出番の多かったツールではなかったが、ゴミ箱で見つけたのは、切なかった。
ふと、考えた。
卵をゆでた形跡は、なかった。
殻もなければ、冷めた湯もなかった。
となると、何かしら別の用途に使ったに違いない。
やつらは、何かと独創的に物を使う。
ゆで卵スライサーという、文字や言葉にとらわれていないんだろう。
何だろう。
謎だ。
私のタマゴスライサー、返せ。
ほぼ使ってなかったからいいけども。