キャプテンアメリカはここに

ADHDのアメリカ人の旦那と、息子と私の3人家族の日常

財布をなくして在留カードの更新が危うかった時のはなし

パパはよく、物を置き忘れたり、スマホをなくしたり、財布をなくしたり、鍵をなくしたり。します。

パパは海を愛する男ですので、沖縄に行きたい!と初めての二人旅は沖縄にいきましたが、
成田空港行きの電車の乗り換え時に、わりと大きなバッグをホームのベンチに置き忘れたことがありました。
幸いすぐに当人が気づいて、次の駅で降りて駅員さんに事情を説明。一本あとの電車で運んできてくれることになりました。
飛行機にも無事間に合い、事なきを得たことがあります。
そのときはまだパパがADHDだとは知らなかったので、これが特性の一つである、不注意によるものだとは知る由もなかった私でした。

それから、私の知る限りでパパは財布を2回なくしています。一度は私と知り合う前だそうで、詳しくは知りませんが。

2回目は、忘れもしない。在留カードの有効期限当日に、期限の更新に、さあ入国管理局へ行こう(遅いよ。普通あり得ないよ。笑)としたら、なんと財布がない、と。在留カードはいつも財布にいれて持ち歩いています。持ち歩くことが義務になっていますので。
期限に間に合わないからさっさと行ってこーーーいと一月くらい前から言っていたのに。当日に行く、パパです。
さらに、財布がないだとぉぉお!!!
怒りでもない焦りでもない、なんだかもうよく分からない感情が沸き上がりました。

でも、とにかく探さねばと思って、二人で一生懸命最後に使ったところから家までの道を探しました。

でも、ない。

どこか交番に届けられていないかなと、警察署に電話。

すると結果として、近くの交番に届けられていることがわかりました。届けてくださったかた本当に感謝。

すぐさま財布を取りに行き(中身は全くの無傷。でもそれより在留カードさえあれば何でもよかった)、パパ一人で入国管理局へ向かわせました。そこで安心してしまった。

やーっと、パパが入国管理局へ行ってくれた。(一月前から行かないのかな?と不安になっていた)
財布がなくなって、もう、どうしよう!と心の中はパニックでしたが、安心してどっと力が抜けて家で、くたくたしていたところでした。
しばらく放心しておりましたが、たまたまスマホを見ると30分くらい前に先の交番から電話がかかってきています。

嫌な予感。

折り返し電話をすると、なんと。

今度は入国管理局に持っていく書類一式、交番に置き忘れているではないか。

なぬ。

またパニック!疾きこと、風の如く。家を飛び出して交番で書類を受け取り、私も後を追い入国管理局へ。
息子がまた1歳だったと思います。息子を抱っこひもで抱っこし、走れるとこすべてを走りました。
電車の中すら出口に1番近いところへ向けて、車輌から車輌へ移動しました。すまん息子。
「どうぞ、座ってください」と、席を立ってくださる方もいらしたが、断った。
着いたらまたダッシュだからだ。タクシーに乗り込み、入管へ。

パパが不安そうに待っていた。時間ギリギリ15分前に到着。無事に更新の手続きができました。
めでたしめでたし。でした。

自分の中の上位にランクするパパ事件です。まるでコント。なにゆえにドストライクにやらんでいいことをしでかすのかと。
他にも私のカバンも電車のなかに置き忘れて来られたりしたこともあります。いーろいろあります。

以降、重大な任務に一人で行かせることは絶対にしないと誓いました。
こんな、コメディみたいなこと本当に現実世界で起こるのやなと、感心した出来事でもあります。

そして、最後になりますが、お財布、落とし物など、いつも届けてくださる心優しい方々。本当にいつも助かっております。ありがとうございます。深々とお礼を申し上げたい次第です。
私も今では積極的に落とし物を届けるようになりました。

そんなはなし。